海外輸入の裏側「私たちが製品の選定で大事にしていること」

写真は、海外出張先のホテルで行っている深夜リサーチの様子です。

私たちは、ヨーロッパを中心に世界の展示会を訪れ商品を発掘していますが、ただ良い商品を見て回るだけではありません。その日に見たアイテムの情報を整理し、製品やブランド、作り手さんの情報をリサーチします。

特に、日本市場に新たな驚きを提供できるか、他の商品との差別化を図ることができるかについては、丹念に調査します。この作業を徹底することで、本当に価値ある良い商品を輸入することができます。

輸入ビジネスをする上で大切にしていることは他にもあります。例えば、製品の美しさに隠されたストーリーや歴史を知る、伝えることです。しかし、展示会場には世界各国のバイヤーさんが来場しているため、職人さんと会話を交わす時間は限られています。

そこで、私たちは実際に生産地を訪れ、職人さんたちの生の声を聞きに行くことを大切にしています。

展示会での短い会話では伝わらない、彼らの情熱や商品への深い思い入れ、地域の文化や歴史がどのように製品に反映されているかを直接聞き出すためです。

生産地訪問は、時間を要するプロセスですが、そこで得られるストーリーは、私たちが輸入する製品の価値を何倍にも高めてくれます。時間と労力を惜しまず、最高のものを見つけ出し、日本に届けること。これが私たちの使命であり、誇りでもあります。

来月は、スペインのテネリフェ島に行きます。LABEL(ラベル)の職人さんと再会するためです。カナリア諸島にあるテネリフェ島までは、乗り継ぎを2回もするので結構大変な旅です(笑)でも、実際に現地に足を運び、話を聞けること、制作現場を見られることが今からとても楽しみです!