調香師アンジェラさんにとって「調香」とは?
LABEL(ラベル)の工房での香水作りは、とても貴重な体験でした。
最初にアンジェラさんは、香りのピラミッドについて教えてくれました。これは香りを「トップノート」「ミドルノート」「ラストノート」の3つの層に分類・記述する方法です。
そして、彼女の指導のもと、一つ一つの香りを丁寧に選び、それぞれの香りがどの層に属するかを決めていきました。アンジェラさんの香りを嗅ぐ際の姿は、まさにプロの調香師そのものでした。
アンジェラさんは、調香師になるずっと前から、香りが自分の人生の一部であると感じていたそうです。
イタンビューの際には、こんな話をしてくれました。
「香水を調合することは、私の生き方の一部です。例えば、私が若かった頃、週末に家族と一緒にパーティーをしていた時のこと。私の遊びの一つは、来客を彼ら一人一人が持っている香りで識別することでした。
私の嗅覚は非常に鋭いと思っています。これは私のDNAの一部ですね。なぜ嗅覚が強いのかは分かりませんが。でも、香りを識別することに夢中になり、それが私の脳にどのような感情をもたらすかによって、空間に対する感覚が形成されていました。そのため、若い頃から香りを集め、それぞれにラベルを付けて香りを理解するということを始めた。」
彼女が若かった頃から、家族や友人とのパーティーで来客の香りを識別する遊びをしていたというエピソードを聞き、その嗅覚の鋭さには驚きです。香りを感じること、これは彼女のDNAの一部であり、香りは単なる感覚ではなく、感情や空間に対する認識を形成する重要な要素だったのです。
彼女のこの深い情熱と香りへの愛が、LABEL(ラベル)の1つ1つの商品にも込められています。